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睡眠不足な彼女その5です
右下の小説を読むから
どうぞ!!

睡眠不足な彼女その5

「大和君・・・・・!!!」

私のせっかくきた睡魔を
ばっちり取り除いてしまった声の主は
同じ一年生で同じアメフト部員の大和君やった・・・・・
ああああ・・・・せっかく・・・・・・

「・・ううう・・・・・どうしてここに・・・・?」

「花梨が呼んだからだよ?」

「・・・・・へ?呼んでませんけど?」

「いや・・・・確かに名前を呼ばれたよ・・・・
大和君が一匹とか・・・・・・」

「・・・・そそそそれはいいましたけど・・・・・・」

「・・・お前・・・・どこで花梨の声聞こえたんだよ・・・」

「え?教室から」

一年生の教室はここから離れた校舎の2階だ
そんなとこまで声が聞こえるはずが・・・・・・・・・
びっくりして青くなってる私に
大和君が爽やかにいった

「ああ☆盗聴器つけてるから☆」

「きゃあああああああああああああああああああああっ
なななななんで私にそんなもんっ・・・」

大和君はまた爽やかに言った
「いや☆棘田氏に☆」

「ぎゃあああああああああああああああああああああああっ」
ななななななんで俺にそんなもんっ・・・・・・」

「・・・・面白いから?」

「犯罪だから!!!!しかも疑問系?!!!つかてめぇどこにつけた!!!?!」

「・・・・一個は棘田氏の上着」

「一個ってなんだ!?!!!!」

「あっホンマや!襟首になんか変なふくらみが・・・・!!!」

「あはは☆よく調べないとわからないだろう?」

「おいっ!!!!一個って!!!?!!!」

「で・・・このイヤホンに聞こえるんだよ」

「へー!凄いですね!!!!!」

「聞けよ!!!大和!!!!一個って事は後いくつ!!!!!」

「棘田氏にしかけてあるやつ花梨にも一つ分けてあげるよ☆」

「えっ!!!!そんな・・・・!!駄目ですよ・・・・・
棘田先輩を盗聴なんて・・・・・・・ごくりっ・・・・・」

「ごくりって言った?!お前今ごくりって言ったろ?!!しかも何
なんで大和に手差し出してんの?!」

「か・・・・体が・・・・勝手にですね・・・・」

「寝言で花梨の事たまに言ってるから☆聞いてみるといいよ☆」

「えええ!?!」

驚く私の横で
棘田先輩が赤くなった

「棘田先輩私の夢みてくれてはるんですか!!」

「し、しらねーよ!覚えてねぇ・・・」

「うーん・・・でも寝るような時間じゃなかったから
起きてて名前呼んだのかな?」

「ええええええっ!!!!」

驚く私の横で
棘田先輩が・・・・・・青くなった

「棘田先輩私の名前つぶやいてくれてるですか?!!!!!」

「つつつつつぶやいてねぇよっ!!!!!この癖毛の幻聴だろ?!!!」

「いやでも昨日の晩の22時5分に確かに・・・・・」

「やまとおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」

棘田先輩は大和君をひっぱって・・・・・

行こうとしたけど大和君は微動だにせず・・・・・・

「・・・・・大和・・・・話があるからちょっとこい・・・・・」

「いいよ?」

そのまま二人で私から離れて行ってしまった

遠く離れたところで何か話してる二人を眺めつつ
棘田先輩が名前を呼んでくれてる事が嬉しくて・・・・
私は・・・・・・・・・。



ますます眠れそうになかった・・・・・。


つづきます。
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