睡眠不足な彼女 その3
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睡眠不足な彼女 その3
棘田先輩は
枕がないと寝れない私の為に
自分の制服の上着を丸めて
枕にしてくれた。
「あああありがとうございます!すんません・・・・ふぁ・・・」
「ぜってぇ涎たらすなよ!!!」
「努力しますぅ・・・・ふぁ~・・・・・・!!」
「・・・・・・・・・。」
早速棘田先輩のつくってくれた枕を使い寝転がってみる
「・・・・・先輩大事な事を思い出しました・・・・・」
「・・・・・んだよ?・・・・」
「私・・・・抱き枕もないと・・・・・ふわぁ~・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「先輩・・・私抱き枕もないと・・・・・・・・」
「一回言えばわかる!!」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・仕方ねぇな・・・・」
「棘田先輩☆」
私は両腕を差し出した
「ちょっと待ってろ」
「あれ・・・・・」
そのまま私を置いて棘田先輩はどこかへ・・・・・
棘田先輩が抱き枕になってくれはるかと思ったけど・・・
さすがにそれはないかぁ・・・・・
20分ほどしょんぼりししつも眠たいのに眠れず
気分も具合も悪くボーッと寝ころがっていると
棘田先輩が何かを運んできた・・・・・
それは・・・・・・
この学園の噴水近くにかざられている
ウォルター・○ャンプさんの石像・・・・・・
ええええ!!!
ええええええ!!!!
ええええええええ!!!!!?
えええええええええええ!!!!!
「そそそそそれ・・・・・そんな石像なんてよう持ってこれましたね・・・」
「あー模造品だよ。先月の文化祭で
うちのクラスの美術部の奴らが発砲スチロールでつくったやつ。」
「・・・へ・・・・・へぇ・・・・・・」
リアルですね・・・・・・・
「ほれっ」
「・・・・・はい?」
「抱き枕」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
私はウォルターさんを抱きしめた・・・・。
「どうよ抱き心地は?」
「・・・・・・・・・。」
「寝れそうか?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
棘田先輩の上着と
ウォルターさんの組み合わせに
私の意識が朦朧とし始めた・・・・・・
あ・・・・もしかして・・・・・寝れ・・・・・・そう・・・・・・?
つづきます
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