鷹の楽しい(?)休日その12
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ご飯が炊けるまで
俺は読書に
花梨はお玉を見つめにこにこ
大和は裁縫をはじめた
・・・裁縫?!
「大和・・・・・・」
「なんだい?」
小さなハギレを縫い縫いしながら大和が答える
「大和って裁縫できるんだ・・・・・・・」
「ああたまにしたくなるんだ☆そんなにうまくもないけどね☆
鷹もやってみるかい?」
「俺は針が怖いから苦手なんだ・・・・・・・・何つくってるの?」
「出来てのお楽しみだよ☆・・・・んっでも布が足りないかな・・・・」
「・・・・・・こーゆーのも使える?牛乳のにおいつちゃったけど」
さっき花梨に借りた牛乳で少ししけったハンカチを見せる
「鷹君!!!!!それはダメです!!!!!」
花梨が凄い勢いでハンカチを俺の手から取り返す。
「・・・・・もしかして大事なハンカチだったの?」
「そうですよ!!!!一生の宝物です!!!」
「牛乳拭くのにかしてくれたからいいのかと・・・・」
「やっ・・・・正直・・・・・・一瞬迷いましたけど・・・・でも・・・・・
鷹君牛乳まみれやったし・・・・・・・・・・泣く泣く・・・・・です!」
「もしかして棘田氏にもらったのかい?☆」
大和が縫い縫いしつつ言った
そして花梨は真っ赤に・・・・・・わかりやすいなぁ・・・・・。
大事にハンカチを鞄に入れる花梨。
好きな奴からもらった物は
ハンカチでも一生の宝物になるのか・・・・・
花梨の気持ちはよくわからないけど
なんか勉強になった・・・・・気がする。
つづきます
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